沖縄独自のウガンと呼ばれる鎮魂の儀式の中でも、代表的なヌジファ・屋敷ウガミ・マブイグミについての説明です。

ヌジファ
ウガンの中でも抜き霊と言われるヌジファについてその由来や伝説、そして儀式の具体的な様式などについて
説明しています。
沖縄ではおくやみの際、死亡した場所に死者のマブイ(魂)がそこに取り残されて、さまよってると信じられています。そのマブイをウンチケー(お連れ)する儀式がヌジファ(抜き霊)になります。 ヌジファは死者に対する尊厳の弔いとその遺族の悲しみを和らげる意味もある沖縄独特の儀式で、おもにユタ(沖縄シャーマン)やカミンチュ(神人)が行い、最近では身内や葬儀社の方がすることもあるようです。
用意するもの
  • ・サン(ススキを三本束ねたもの)
  • ・ウコー(線香2本と半分=15本)
  • ・花米・酒・ウチャヌク(餅)など
  • ※域性があるので前もって調べること
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屋敷御願(ヤシキウガミ)
毎年、3度行われる屋敷御願のその由来や方法、地域性などの詳細について説明しています。

沖縄では「土地は神様からの借り物」と考えられ、旧暦2月、8月、12月に家内安全、繁栄のお願いを土地の神様にします。

通常は屋敷の四隅を御願(ウガン)します。

住宅が借家や借地は屋敷御願をする必要はありませんが、火の神(ヒヌカン)や玄関やベランダなどの入口、トイレなどを拝むようです。

御願の仕方も地域性がありますので、詳しい方に相談するといいでしょう。

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マブイグミ
沖縄で信仰されているマブイについて、その扱い方や具体的なマブイグミの儀式についての方法を解説しています。
▼マブイグミの仕方

①夕方に行う

②マブイを落とした現場で、
「マブヤー マブヤー ウーティキミソーリ」
(魂よ、私を追ってきてください)を三回唱える。

③マブイを落とした現場で石を七つ拾う。
(落とした場所が分からなければ家の石七つ)

④サン(ススキを束ねた物)でマブイを誘い出す。

⑤誘い出したマブイを落とした人の体に戻るようサンで背中や肩をたたく。

⑥戻ったマブイが喜ぶようにマブイの大好物の魚汁(落とした本人の好物でもよい)と小さなおにぎりを7つ食べて終了。

これも地域性があるため、あくまで参考程度にとどめてください。

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