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火の神仕立て(ヒヌカンシタティ)
新しくヒヌカンを祀るタイミングや、その具体的な手順や必要な道具、その使い方を明示しています。
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火の神(ヒヌカン)を新しく祀ることを火の神仕立て(ヒヌカンシタティ)といいます。
火の神仕立て(ヒヌカンシタティ)は、
一般的に結婚などによる分家や新築や引越し、
事務所開きをした時に行います。

仕立て方
新しくヒヌカンを祀るタイミングや、その具体的な手順や必要な道具、その使い方を明示しています。
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1.ヒヌカン神具を図を参考に台所にセットします。設置場所はコンロ近くの東や西向きがいいとされてます。
2.香炉(ウコーロー)に沖縄線香(ヒラウコー)を12本(タヒラ)を立て、これから火の神仕立て(ヒヌカンシタティ)の灰を○○から分けてもらう事を報告します。
3.灰を分けてもらう家(実家、本家・ムートゥヤー)へ訪問します。
用意するもの
・ビンシー(携帯用の御願道具箱)
・果物(バナナ、りんご、みかん)
・ウチャヌク(三段重ねの餅、三つでワンセット)
・赤まんじゅう(三、五、七の奇数個)
・盃(泡盛を入れる)
これらをお盆にセットして訪問先のヒヌカンに12本(タヒラ)を供え、灰を分けてもらう事を報告します。
4.訪問先のヒヌカンのウコーローの底から小さなスプーンで三杯、灰をすくいます。
灰は白紙で包むとよいでしょう。また灰と一緒に訪問先の塩・味噌・醤油も分けてもらいます。
※結婚での火の神仕立て(ヒヌカンシタティ)は、夫方、妻方の実家双方から灰をもらうため、3・4を繰り返します。
5.自宅に戻ったら、ウコーローにもらってきた灰を入れます。その時一緒に米と塩をひとつまみ入れます。
6.自宅のヒヌカンの前に先ほど使ったお盆をセットします。
白紙を三枚並べ、その上に沖縄線香(ヒラウコー)を12本(タヒラ)づつ置きます。
7.自宅玄関を開け、ヒヌカンに祈りを捧げます。
玄関を開けるのはヒヌカンと神をつなぐためと言われてます。
・祈り(ウガン)の仕方
住所、家族構成、家族の生まれ年(干支)と誕生日をいって、家族の安全祈願をします。
8.祈り(ウガン)が終わったら、お盆を持って玄関へ。
ヒヌカンが入る用意ができたことを報告して終了です。

前日までに塩で洗って完全に乾かしてください。
ウコーローの灰はクレンザーや市販品の灰で
かまいません。
・花瓶
チャーギを活けてください。(クロトン、榊でも可)
・湯呑
お茶ではなく水を入れてください。
・盃 泡盛をいれます
・小皿 塩を盛ってください。
・ウブク茶碗(三器)
赤飯もしくは白飯を盛ってください。