新名　紗羅様

私は、赤沼瑞穂と申します。 当時優子さんと仲良くしていた私の母から訃報を知らされて、言葉を失っております。 心よりお悔やみ申し上げます。 私は東京で暮らしているため、沖縄に帰省した時には、偶然優子さんや紗羅ちゃんに会えるんじゃないかと胸を膨らませていました。 最期を察すると辛くてなりません。 私の知る優子さんはカラオケが好きで、仕事が休みの平日には、一人でカラオケに行き、銭湯のサウナに入って帰るのが息抜きの一つだったそうです。 キッチンでビールを飲むのはやめてくれと願っていましたが、料理が凄く上手くて紗羅ちゃんと３人で出掛けるときに、疲れているだろうに早起きをして弁当を作って来てくれたことも何度かあり、その味は感動的でした。 私は優子さんが漫画うる星やつらのラムちゃんに似ていると思っていて着メロもそれでしたが、写真好きの私が優子さんを撮るとたまに上戸彩にそっくりな写真になったことがあります。 でも、自身が伊藤かずえ似だと言った時にはなるほどと納得しました。 優子さんは自分の鼻が低くて、それが紗羅ちゃんにも遺伝していることと、前髪の一部が逆向きに生えていることを不満がっていましたが、スピッツの『君が思い出になる前に』の歌詞の『君の耳と鼻の形が愛しい』のように、そこも可愛く感じました。 不満だってありました。だから『あばたもえくぼ』ということわざも、その頃知りました。 私は中島みゆきの『あのこ』という曲にゆう子が出てくるので好きでした。 思い出話は他にもありますが、これを紗羅ちゃんだけが読むとは限らないので、この程度にします。 私はスバルの翁長優子の名の名刺を持っています。 もし、希望なさるのなら郵送しますのでメールで要件だけでも構いませんのでご連絡下さい。 差し上げるのは紗羅ちゃんへが条件なので、何かしら本人確認をさせて頂きます。 また、元夫にも譲らないので御承知下さい。 紗羅ちゃん。 東京に来られる際に事前に一報戴ければ家族全員でお迎えしご案内します。 もう紗羅ちゃんとも連絡を取る機会は無いと思い、不適切とは思いながらもこのような長文になりました。 優子さんに喜ばれる大人になること。 それが、これからもできる親孝行です。 陰ながら応援し続けます。 そして私も、優子さんを心配させないように身体を大切にしてしっかりと暮らしていきます。 優子さんの気持ちの一部は、私たちの心の中で生き続けます。 賢く、強く、優しく生きて行こう。 最後まで読んでくれてありがとうございました。 赤沼瑞穂 連絡先 メール mizuho035@gmail.com